阿瀬渓谷を遡って蘇武岳へ
豊岡市・阿瀬キャンプ場(P)8:00…観瀑休憩所8:20…金山廃村9:45…金山峠10:50…尾根道経由…蘇武岳12:25〜13:30…林道経由…金山峠14:25…金山口標柱15:30…洗心台650m16:05…休憩所17:10…キャンプ場17:30 〔歩数30,000歩〕
MAP
豊岡市祢生(にょう)から神鍋高原方面に国道482号に入り、約3kmで植村冒険館前の次の信号を左折。このあと阿瀬キャンプ場への道標に従って最奥部まで進みます。通行止めの看板があったのでキャンプ場(第一駐車場)に駐車し、20分歩いて登山口である阿瀬渓谷休憩所に向かいましたが、休憩所手前の第二駐車場まで充分車で進入できました。
休憩所にアンケート用紙があったので、登山届のつもりで今日の行動計画を記入し回収箱に投入して出発しました。 |
竜王滝 渓流量が少なくがっかり |
満願滝 |
金山廃村
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阿瀬渓谷は、源太夫滝・月照滝・竜王滝・不動滝・満願滝・楓の滝など大小さまざまな滝が連続しています。阿瀬渓谷随一と表示のある竜王滝に寄り道して見に行きましたが、水量が少なくがっかりしました。水力発電ダムで取水されているため少ないとのこと。山頂で出会った登山者と話をしたときに教えてもらいました。そう言えば、金山廃村の上流にある満願滝は取水口より上流なので、水量も豊かでした。
金山峠から山頂までは約3.5kmです。林道経由と尾根道経由がありますが、もちろん尾根道をとります。峠から最初のピークまでの上りがきつかった。左眼下に林道を見ながら尾根道が並行しているところもあります。記念碑でいったん林道と合流し、ここから最後の上り15分。
山頂は草の広場です。やや霞がかっていましたが、三川山・大岡山・妙見山を望むことができました。豊岡市名色から登ってきたという登山者が見晴らしを楽しんでいました。名色から林道を遡ったそうですが、荒れた林道だったとのことです。 |
蘇武岳山頂
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金山口標柱/金山峠(右)から下ってきて洗心台(左)へ
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下山は、金山峠まで林道を歩きました。林道を歩いているとき、道端の薮の中に鹿が逃げ込むのを見ました。忍び足で覗いてみると、3mほど先の葉陰にひそんでいて視線が合いました。まだ若い鹿のようでした。
峠までの途中、路面が沈下・崩落していて車両通行止めになっている箇所がありました(歩行者は通れます)。
金山峠から阿瀬渓谷を下ってほぼ中間地点の金山口に標柱があり、分岐があります。洗心台(標高650m、現地の表示は646.6mと控え目)を山越えして阿瀬川の支流若林川に下り、思案橋に合流する周回コースです。疲れきっていましたが、せっかくだからと思いこのコースをたどりました。
洗心台への上りは白寿階段と名づけられていましたが、死ぬほど苦しかったです。洗心台を下りきったところが若林口で、これより若林川に沿い左側が断崖の道を下りました。断崖の下は磨崖幽谷と呼ばれている切れ込んだ谷で、覗き込むと足がすくみました。 |