龍ヶ滝コース〜笠形山
多可町大屋・登山口(P)9:35…龍ヶ滝…笠形山11:35〜12:25…登山口13:50 〔歩数8,000歩〕 GPS軌跡 現地案内図
多可町大屋にあるネイチャーパークかさがたの少し手前の民家の斜面と農道に、クリンソウがたくさん咲いています。車を止めて暫し観賞させてもらいました。
登山口は、ネイチャーパークかさがたから林道を10分ほど奥に入った終点で、5〜6台駐車できるスペースがありトイレも完備されています。
登山口から杉の植林帯の渓谷を遡っていくと、沢の中にクリンソウが一輪咲いていました。さらに谷を遡り、勝負滝を経て龍ヶ滝に着きました。「クリンソウ群生地」の看板が出ていますが群生はなく、滝下の河原に3輪だけ確認できました。群生地は滝からさらに5分登った湿地にあります。約5m四方の有刺鉄線に囲まれて保護されています。
群生地から5分くらい上り、擬似木の階段を登るとアスファルト舗装の林道に出ます。ここから「あまのじゃく・名水コース」と表示のある登山道に入り、「天邪鬼の力水」まで15分、山頂まで約45分です。 |
クリンソウ 兵庫県版レッドデータブック ランクA
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クリンソウ群生地
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天邪鬼の力水から、檜の植林帯を抜け広葉樹林帯を経て尾根道まで、急登の連続です。尾根道に出ると、始めは比較的なだらかな登山道ですが、頂上直下は龍の背と名付けられた岩尾根や、天邪鬼の挽き岩という険しい鎖場があります。
山頂には20人くらいの登山者がいました。360度の展望が開けています。この日は特に南方面の見通しが利いていて、六甲連山、雄岡山・雌岡山、明石海峡大橋、淡路島、家島諸島、小豆島などが見通せました。
山頂を離れるとき、例によって「笠形山さん、ありがとう。また来るワ」と別れのあいさつをすると、居合わせた高齢の登山者が、「ヘエヘエ、来てちょうだい」と応答してくれました。
下山途中、見たことのない動物に出くわしました。餌をあさっている様子で背中を向けています。10mくらいまで近寄って撮影に成功しました(トップ写真)。帰宅後調べてみると、アナグマです。地方によりムジナと呼ばれています。タヌキと混同されてタヌキ汁に用いられ、美味だそうです。 |
笠形山山頂 360度の展望が楽しめる
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撮影者を認め、巣穴に逃げ帰るアナグマ
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