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六甲縦走 2007/11/23
6:20旗振山から望む茅渟ノ海(大阪湾)の黎明 手前に須磨海岸、海上中央に神戸空港島を望む
大阪湾の黎明
5:45須磨浦公園スタート地点 100mのチェック待ち行列
須磨浦公園スタート地点
2007KOBE六甲全山縦走大会 全行程56km
 

 山陽電鉄須磨浦公園駅5:40…菊水山11:00…摩耶山掬星台14:00…東六甲分岐点17:00…宝塚ゴール20:25…阪急電鉄宝塚駅 所要14時間45分 〔歩数68,000歩〕

 須磨浦公園スタート地点で100mの行列です。ここでチェックを受け、まずは鉢伏山まで一気の急登で、一汗かきます。朝焼けの中に目覚め始める市街地がきれいです。高倉台団地を抜け、栂尾山の400階段手前の陸橋で早くも渋滞が始まりました。栂尾山から須磨アルプスを経て東山まで1.5kmを1時間30分要しました。

 次の行列は菊水山。登り口で50人ほどが行列を作っています。迂回路があるらしく、登り口手前を左に登って行く人もあります。しかし、登り始めると停滞することもなく30分で山頂に着きました。山頂でチェックを受けて、一息入れるとすぐ出発です。
7:00栂尾山から明石海峡大橋を振り返る
明石海峡大橋
7:30渋滞の様子(横尾山)
渋滞
7:45〜8:00須磨アルプス・馬の背(次の4コマはクリックすると拡大します。)
鉄のはしごを下り、
須磨アルプス 鉄はしご
岩場をよじ登り、
須磨アルプス 岩場
やせ尾根(馬の背)を通過して
須磨アルプス 馬の背
次の東山へと至る
須磨アルプス

 中間点の摩耶山掬星台まで比較的快調に歩いてくることができました。摩耶山を守ろう会の皆さんによるホットレモン・サービスは縦走参加者にとって"命の水"と言われています。おかわりしていただきました。ペットボトルにも充填してもらい、生き返ったように意気揚々と後半のスタートです。


 ところが、……。

 自然の家を過ぎてサウスロードに向かう上り石段で大腿筋のけいれんが発症し、ペースダウンしてしまいました。次々と後続者に追い抜かれていきますが、足がいうことを利かないので、いかんともできません。棄権という勇気ある決断も必要か―という考えが頭をよぎります。
 六甲ガーデンテラス前でコース誘導のボランティアさんから「もう3分の2以上来ている。残りを頑張って」と声援を受けましたが、残りが17kmもあると聞いてげんなりです。石段の上り下りが足に響きます。路側の段になっていない部分があれば、そこを選んで歩きました。
11:00菊水山(第2チェックポイント)
菊水山
14:05ホットレモン・サービス(摩耶山掬星台・第3CP)
ホットレモン・サービス
16:40行く手に十三夜の月が懸かっていた
十三夜
16:55鉢巻山トンネルを抜けるとすぐにチェックポイント
鉢巻山トンネル
17:00東六甲分岐点(第4チェックポイント)
東六甲分岐点
 東六甲分岐点の車道から下山路に入ると、もうエスケープ道はありません。夕暮れになり、ヘッドランプを点灯しました。道が狭いので先行者が道を譲らない限り追い越しはできません。
 そのころ、すぐ後ろの人が歩くたびに蛙の鳴き声のようなケロケロという音が聞こえてくるのに気づきました。しばらく何の音かあれこれ考えましたが、どうしても分かりません。とうとう振り向いて尋ねました。「軋む音?それだったら私の靴の音かも」とのお嬢さんの声に納得しました。塩尾寺まで、その蛙の鳴き声に無理に追いかけられるようにして自らを叱咤しながら下りました。
 塩尾寺からのアスファルトの下り坂は、山道とは異なった辛さがあります。できることなら体ごと転がって下っていきたい気分です。よろよろと歩いていると、その横を若い女性や若者が飛ぶように駆け下っていきます。超人的としか思えません。
 ゴールには所要14時間45分で到着しました。今までの最長所要記録をさらに更新してしまいました。しかし、この達成感!!

 宝塚駅前で、甘酒と足湯のサービスがあり大感激しました。足湯につかって疲れも吹っ飛ぶようでした。
20:25宝塚ゴール地点
宝塚ゴール地点
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